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第3回 JSA福岡談話会

第3回 JSA福岡談話会の案内

昨年10月に勃発したパレスチナのガザ地区における戦争は先行きの見通せない状況にあります。JSA福岡支部では、外務省で中東和平交渉多国間協議・パレスチナ支援の任に当たられこともあり、中東の歴史・情勢に詳しい宮原信孝氏(経歴詳細は裏面を参照下さい)から講演をして頂き、この問題について考える場を下記の要領でZoomをつかってのオンラインでの集いとして企画しました。
会員の皆様、市民の皆様の参加を呼びかけます。

第3回<JSA福岡談話会> 
案内ビラ
日 時:1月20日(土) 午後1時30分〜3時30分
話 題:「イスラエル・ハマス戦争、今こそ二国家解決に向けて動くべき」 
発表資料
話題提供:宮原信孝氏(元外交官)

様 式:ZOOMによるオンライン開催
ZOOM情報:ミーティングID: 815 151 6469  パスワード: 3KsYt4
以下をクリックすれば簡単にミーティングに入れます.
https://us04web.zoom.us/j/8151516469?pwd=N1dydmMxTk85eVRkenNxUFhJUE1YUT09

【講演要旨】
 10月7日に始まったイスラエル・ハマス間の戦争は、3カ月を過ぎた今(2024年1月4日)も継続している。イスラエル人人質がハマスに捕えられたまま、イスラエル軍のガザへの激しい攻撃が続いている。ガザ市民の犠牲は増え続け、女性と子どもが多数を占める2万人以上の死者がでている。戦争は今後も継続するとの見通しがなされている。

 イスラエルが、落としどころを見つけて、或いはガザの中のハマスの組織を崩壊させるか弱体化するかして、戦闘を停止したとしても、イスラエルとハマスとの戦争状態は続く。イスラエルとパレスチナとの間の問題は何も解決されていないからだ。イスラエルにとっての問題は、国家としてのイスラエルの安全と存続の保障ないし確証であり、パレスチナにとっての問題は、ガザ・西岸地区の人々の命・生活の安全と尊厳の保障及びその為のパレスチナ国家の建設である。

 イスラエル・ハマス間の戦争を終わらせ、イスラエル国家を含むパレスチナ地域の平和と安定をつくりだしていくには、この戦争後の将来像をイスラエル・パレスチナ双方に見せ、10月7日以来の惨劇を再び起こさず、それぞれの平和と安全の創造に向けてそれぞれが努力していく状況をつくるしかない。将来像の基礎となるものは、1991年にアメリカ・ソ連(92年よりロシア、ただし実質的にはアメリカ)が催してオスロ合意やヨルダン・イスラエル平和条約の成果を生み出した中東和平交渉を通じて、パレスチナの最終的地位確定のため生み出された、二国家解決の方策である。

 1993年のオスロ合意で生れたパレスチナ自治は、2006年以降パレスチナ自治政府による西岸統治とハマスのガザ支配に分裂した。イスラエルは、このようなパレスチナを相手にせず、ガザ・西岸を塀で囲み孤立化させ、西岸の治安をコントロールしつつ同地への入植地建設を進めた。二国家解決は打ち捨てられた。しかし、今次戦争を通じて、パレスチナ側もイスラエル側もパレスチナ分裂以来のやり方では、双方の根本問題が解決しないことは分かったはずである。

 国際社会は、二国家解決を解決へ向けての行程表とともに、再度パレスチナ、イスラエル双方に提示し、働きかけねばならない。今次話題提供においては、二国家解決へ向けて国際社会がどのようにすべきか、また、その動きの中で日本がどのような役割を果たすべきか、についてお話させていただきます。

<報告>