エッセィ・コラム(エッセイ)『トルコの旅より』(河内俊英)
9月中旬トルコに12日間の旅行に行きました.阪急企画の旅行でホテル9泊,機中泊2日の中国上海経由・イスタンブール往復でした.全食事つきで中国の高圧的なチェックを除けば,これまでツアー旅行にはあまり参加したことの無い,河内にとっては,中々快適な旅でした. 参加者全員1人参加で全員が今回初めて顔を合わせた9名は,9月14日日曜日に福岡国際空港に集合して出発しました.河内が最高齢で79歳,75歳代が他に2名,60歳代以上5名,1人だけ30代が居ました.男性2名いずれも75歳以上,他は女性7名でした.自己紹介もないままの出発になりました.上海でのチェックが当然か??非常に厳重でやかましく感じました.中...
報告第31回JJSオンライン読者会に参加して
「日本の科学者」1月号のJSA福岡支部読書会は,1月号に掲載された編集委員会によるインタビュー記事【「市民と科学者を結ぶ」ためにいま必要なこと −宮本憲一氏に聞く】の宮本憲一さんをゲストに招いて行われた第31回JJSオンライン読書会(「日本の科学者」編集委員会主催)に参加することに置き換えました.会は,2月7日(土)の14時から2時間50名以上の参加で,宮本さんの「日本の科学者」の記事を補足する形での1時間以上の講演が主な内容でした.自らが主に公害に対する市民運動・社会運動に関わってこられた実体験・経験に基づくお話で,感銘を受けかつ考えさせられる内容でした. 宮本さんは,「日本の科学者」1月号...
報告本科学者会議60周年記念「九州沖縄シンポジウム」参加報告
1月24日(土)の午後,標記のシンポジウムが対面(琉球大学会場)およびオンライン(Zoom)で開催され,40数名が参加した.シンポジウムのテーマは「戦争に向かわせない,平和を築く私たち」で,第1部(九州・沖縄からのレポート)と第2部(「平和をどう創造できるか~戦争体験と博物館と私~」)の2部構成で行われた. 第1部では3名の方からの講演があった.最初は,宮崎県平和委員会の藤田元義氏から「宮崎県の軍備増強 新田原基地F35B戦闘機配備,えびの駐屯地長射程ミサイル配備」について報告された.宮崎県には6つの自衛隊基地・駐屯地が存在し,それぞれの特徴・役割や配備されている装備や施設について説明があり,...
核問題研究会2025/11/22 福岡核問題研究会11月例会の報告
日時:2025年11月22日(土)10:00〜講演者:北岡逸人(きたおかはやと、非会員、元新潟県柏崎市市会議員)講演題目:「泊原発の設置変更許可の取消しを求める審査請求&その背景について」 この講演は、「北海道電力の泊原発3号機の設置変更許可」の取消しを求める審査請求と、その背景にある技術的・本質的な問題について説明したものである。審査請求の目的と背景• 2025年10月末、国の原発審査に重大な問題があるため泊原発3号機の設置変更許可の取消しを求める審査請求を、原子力規制委員会 に対して郵送で実施した※。• 重大な問題とは水蒸気爆発対策の放棄で、この問題は全国の加圧水型原発(PWR)に共通す...
「日本の科学者」読書会2025/12/08 「日本の科学者」読書会12月例会の報告
JSA福岡支部の「日本の科学者」12月の読書会は,定例の第2月曜日12月8日(月)14時からオンラインで開催されました.参加者は今回も前回と同じメンバー4名でした.特集「主権者を育てる」の最初の3論文(大倉,大津,林)の概要を3名の会員が紹介して主権者教育について諸外国の実情と日本の状況を比較しながら意見を出し合いました. 3論文の紹介の概要は以下の通りです. 大倉論文「主権者教育の小さな試み」では,著者が教えている専門学校の学生に辺野古ゲート前デモへの共感が弱いのは憲法理解不足が原因と考え,担当授業の余剰時間を使って憲法ミニ授業を実施し,それが市民デモ理解や主権者意識の向上に一定の効果が見ら...
「日本の科学者」読書会2025/11/10 「日本の科学者」読書会11月例会の報告
JSA福岡支部「日本の科学者」11月の読書会は,11月10日14時からオンラインで開催されました.参加者は4名でした.特集「洋上風力発電の課題」の最初の3論文(草島,田鎖,浦)の概要を3名の会員が紹介して風力発電について討論をしました. 草島論文「洋上風力発電の持続可能な開発とは」では洋上風力発電の抱える課題がコンパクトにまとめられ,続く田鎖論文「風車騒音による住民への健康影響に関する考察」では騒音の問題が,浦論文「洋上風力発電が鳥類に与える影響とその回避軽減策としてのセンシティビティマップの活用」では野鳥や野生生物に与える影響の問題とそれへの対策の提言が紹介され,どちらも洋上風力発電施設が住...
核問題研究会2025/10/25 福岡核問題研究会10月例会の報告
日時:10月25日(土)10:00~(オンライン形式)報告者:伊佐智子(久留米大学)題名:「原爆投下及び被曝問題の法律学における扱かわれ方についてー無視と忘却ー」報告の主旨 本報告では、NHK連続テレビ小説「虎に翼」のなかで原爆裁判が取り上げられたことをきっかけに、報告者自身も初めてその存在を知った。そして、原爆裁判や被爆者の法的扱いについて、法律学では長らく無視・忘却されてきた現実があり、なぜそうなっているのか、その原因を筆者なりに探求したものである。1.法律学における原爆裁判の忘却 Cinii(国立情報学研究所)論文検索サイト論文検索(2000~2025年)において「原爆裁判、法律」を入力...
エッセィ・コラム2025/10/20 『 8月6日、ハレの路上にて』今井宏昌
第二次世界大戦終結から80年となる今年、私は偶然にもサバティカル(研究休暇)を取得することができ、6月末から8月半ばまでドイツに研究滞在する機会を得た。現地では終戦80年をテーマとする様々な催しが開催されており、私も研究仲間に誘われ、ポツダムで開催された1945年をテーマとするワークショップに参加するなどした。ロシア・ウクライナ戦争やイスラエルによるガザでのジェノサイドが終息を見せず、さらには極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が台頭する中にあって、この80年をどう総括すべきかという問題意識は、現地で遭遇した議論をはじめ、ドイツ社会の中に全体として渦巻いていたように思う。 80年目の8月...
AI問題研究会2025/09/20 JSA福岡AI問題研究会 第1回例会(9/20)の報告
9月20日(土)14:00からオンラインでAI問題研究会の第1回例会を開催しました.残念ながら参加者は世話人の2名だけでした.2名だけでしたが予定通り2020年に「日本の科学者」に掲載された小倉久和氏の「AIと社会(1),(2)」について西垣と小早川がそれぞれ報告して討議しました.「AIと社会(1)」で提起されている問題は,以下のようなものでした.・リクナビが販売した就活生辞退予想データを作り出した仕組みは,AIによるプロファイリングとスコアリング技術を用いて,過去のデータから辞退者プロファイルを抽出し,今年の就活生の辞退予想スコアを算出するものであった.そこでは,機械学習においてディープラー...
「日本の科学者」読書会2025/09/08 「日本の科学者」読書会9月例会の報告 8月号特集「社会的ひきこもり,登校拒否・不登校の今日的課題と展望」/ 9月号特集「学問の自由と揺らぐ基盤」
「8月例会が参加希望者の日程が調整できなかったために,9月8日(月)に『日本の科学者』8月号(特集「社会的ひきこもり,登校拒否・不登校の今日的課題と展望」)と9月号(特集「学問の自由と揺らぐ基盤」)を合わせて9月例会を行いました.報告は2つで,まず,黒澤さんが8月号の特集にある「ひきこもりの長期・高齢化と家族への支援 ― ひきこもりつつ豊かな人生を」(著者:田中義和)を紹介されました.内容の概略は,以下の通りです.・ひきこもりの長期・高齢化が進み,平均ひきこもり年数は11年を超える.ひきこもりの初発年齢は平均19.7歳で,学校での人間関係やいじめ,就職活動・職場での人間関係がきっかけとなってい...